伏見で見つける、夜の口福:名古屋・伏見エリア 居酒屋・焼き鳥・寿司ガイド

酒場

伏見の夜を紐解く:仕事終わりの一杯が集う街

名古屋の中心部・伏見。オフィス街として日中はスーツ姿のビジネスパーソンで賑わうこの街は、夜になると一転、美食の街としてその表情を変えます。地下鉄東山線と鶴舞線が交差し、アクセスも良好。仕事終わりの一杯や友人との語らいを求めて、多くの人が集まります。

多様なジャンルの飲食店が立ち並ぶ魅力

伏見の魅力は、何といってもその飲食店の多彩さにあります。老舗の居酒屋からモダンなバル、名古屋名物に特化した専門店まで、ジャンルも価格帯も実にバラエティ豊か。どこを選べば良いか迷う方のために、本ガイドでは”居酒屋””焼き鳥””寿司”の3ジャンルに焦点を当て、選りすぐりの店舗をご紹介します。

居酒屋編:伏見が誇る名店で、美酒佳肴に酔いしれる

おすすめ居酒屋一覧(詳細)

大甚 本店(徒歩1分|予算:~4000円)

創業1907年、伏見を代表する老舗酒場。文化人にも愛された風格ある店内には、白木の四斗樽が置かれ、そこから注がれる賀茂鶴の燗酒が名物。奥には大皿料理がずらりと並び、自ら肴を選ぶスタイルが特徴です。定番の焼きアナゴやキビナゴ刺身に加え、煮物や和え物、旬の食材を使った惣菜まで揃い、まさに酒飲みの楽園。大衆的でありながらも格式があり、名古屋の居酒屋文化を体感できます。

肝屋 嘉正亭 みその(徒歩2分|予算:~4000円)

肝料理専門という独自のコンセプトで話題の一軒。鮮度が命の肝刺しや馬刺しはもちろん、あん肝鍋や蟹味噌のクリームコロッケなど創作料理も光ります。3階まである縦に長い造りで、フロアごとに異なる雰囲気が味わえます。肝をこれほどまでに多彩に楽しめる店は全国でも稀。

酒津屋 伏見店(徒歩3分|予算:~2000円)

昭和レトロな雰囲気が魅力の老舗大衆居酒屋。朝から営業しており、昼飲み需要にも対応。ランチタイムは2品選べる定食(990円)が人気で、家庭的な味付けがリピーターを惹きつけます。カウンターで常連と肩を並べながら飲むスタイルが心地良い一軒。

広小路キッチンマツヤ(徒歩1分|予算:~3000円)

昭和の洋食屋の趣を残しながら、居酒屋としての顔も持つ二面性がユニーク。豚の生姜焼きやトンテキを中心に、味噌カツやエビフライといった名古屋メシもラインナップ。ランチは定食、夜はつまみと酒で楽しめ、日曜営業も嬉しいポイント。

黒豚ぎょうざ酒場 米吉(徒歩1分|予算:~3000円)

パリッと焼かれた羽根付きの黒豚餃子が名物。具材はジューシーで旨味たっぷり。餃子の種類も豊富で、チーズ入りやピリ辛などアレンジメニューもあり。気取らず立ち寄れるカジュアルな雰囲気も魅力で、サク飲みにも宴会にも対応。

焼き鳥編:香ばしさが食欲をそそる、鶏肉の芸術

おすすめ焼き鳥店一覧(詳細)

炭火やき鳥 きんぼし(徒歩1分|予算:~5000円)

全国から焼き鳥好きが集う人気店。備長炭で焼かれる串は、外は香ばしく中はふっくらジューシー。季節限定串やレバー刺しなど、通好みのメニューも揃い、酒とのペアリングも楽しめます。スタイリッシュな内装と落ち着いた接客で、接待やデートにも最適。

焼鳥とりっぱ 伏見店(徒歩2-3分|予算:~4000円)

純系名古屋コーチンを使用した焼き鳥が自慢。串は一本一本大ぶりで食べ応えがあり、特に「ねぎま」や「ぼんじり」が絶品。店内はモダンな和テイストで、ジャズが流れる大人の空間。完全個室もあり、シーンを問わず利用可能。

炭火焼鳥 しげ 伏見店(徒歩1-2分|予算:~5000円)

重厚感ある内装と照明で、大人の隠れ家的雰囲気が漂う焼き鳥店。素材の仕入れにこだわり、朝締めの地鶏を丁寧に炭火で焼き上げます。塩加減や焼き加減が絶妙で、串ごとに異なる味わいが楽しめるのも魅力。

備屋 錦橋店(徒歩6分|予算:~2000円)

コストパフォーマンス抜群の一軒。三河地鶏を使用し、6本セットの「おまかせ串」は内容・味・価格すべてに満足できると評判。一人でも入りやすいカウンターがあり、ちょい飲みにもおすすめ。

立呑み 焼きとん 大黒(徒歩8分|予算:~2000円)

カウンターオンリーの立ち飲みスタイル。焼きとんを中心に、台湾風の味付けを施した「台湾串」や、とろけるもつ煮込みなど個性的なメニューが豊富。仕事帰りのサク飲みに最適で、にぎやかな雰囲気も人気の理由。

寿司編:粋なカウンターから立ち食いまで多彩

おすすめ寿司店一覧(詳細)

鮨屋とんぼ 伏見店(徒歩3分|予算:~2000円)

江戸前スタイルをベースに、小ぶりで丁寧な握りを提供。ネタの鮮度が良く、シャリとのバランスも絶妙。シャコやコハダなど玄人好みのネタも揃い、寿司好きにはたまらない。店主との会話も楽しめる温かな雰囲気。

五郎鮨(徒歩3分|予算:~2000円)

ランチタイムに行列ができる人気寿司店。マグロ、ねぎとろ、卵黄、納豆など多彩な具材がのる「スタミナ丼」が名物。出汁の効いた茶碗蒸しもファン多数。コストパフォーマンスに優れ、日常使いに最適。

立ちすし 長者町横丁(徒歩3分|予算:~1000円)

駅直結という好立地に加え、価格もリーズナブル。一貫100円からの握りは、昼飲みや小腹満たしにぴったり。立ち食いながらもネタは新鮮で、回転も早くストレスなく食事が楽しめます。

田中寿司 本店(徒歩2分|予算:~8000円)

本格的な握りから、創作寿司、さらには一品料理まで網羅する老舗。季節の魚介や酒肴が豊富で、夜はおまかせコースも人気。「クルクル」と呼ばれる巻き寿司は店の名物。ランチの海鮮丼も満足度高し。

吉凰 錦店(徒歩6分|予算:~20000円)

完全予約制のハイエンド寿司店。旬のネタを使った握りはもちろん、あん肝トーストや牡蠣のオイル煮など革新的な一品料理も登場する特別コースが魅力。洗練された空間と確かな職人技で、接待や記念日に最適。

まとめ:伏見の夜を味わい尽くそう

伏見エリアの飲食シーンは、まさに伝統と革新が同居する豊かな食文化の宝庫。ビジネス街という特性を活かし、個室や高級店も充実しながら、リーズナブルな価格帯で楽しめる大衆店も健在です。

名古屋コーチンや地元食材の活用、個室の充実、キャッシュレス対応など、現代のニーズにマッチした店が多く、訪れるたびに新しい発見があるはず。このガイドをきっかけに、伏見の魅力を再発見し、あなた自身の”お気に入りの一軒”を見つけてみてください。夜の伏見には、あなたの知らない美味がまだまだ眠っています。

 

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