🧐 【深掘り解説】「AIバブル」に全財産を賭けるテック企業と、それを信じて金を貸す債券市場。そして人間はAIでズルをする
賢明な皆様、満員電車という名の「現代の護送車」に揺られながらのご出勤、誠にお疲れ様でございます。 隣で「AI関連の社債でも買おうかな」と呟いている上司を見て、「そのお金、石油掘って破産した人たちと同じ道を辿るかもしれませんよ」と心の中で優しく忠告してあげる必要はありません。
今朝のニュースは、「テック企業の異常な資金調達」と「監査法人のモラル崩壊」、そして**「ドルの黄昏とユーロの逆襲」**を伝えています。 GoogleやAmazonは「AI軍拡競争」のために巨額の借金を重ねていますが、市場は「国より安全だ」と信じ込んでいます。 一方で、企業の不正をチェックすべき監査法人が、AIを使って試験でカンニングするというコントのような事態が発生。 そして欧州は、トランプ政権下で「ドル離れ」を進め、ユーロの地位を高めようとしています。
今朝は、「ハイパースケーラーの借金祭り」と、「KPMGのAIカンニング事件」、そして**「ユーロの復権」**について、冷徹かつ優雅に解説いたしましょう。
結論から申し上げますと、2026年は**「信用(クレジット)がバブル化する」**年です。
1. ビッグテック、国債並みの低金利で借金しまくる
Alphabet、Amazon、Meta、Microsoft、Oracleの5社が、今年に入ってすでに450億ドル(約6.7兆円)もの社債を発行しました。 昨年の年間発行額の半分に迫る勢いです。 なぜか? **「AIインフラ(データセンター)に金がかかりすぎるから」**です。 今年の設備投資額は6000億ドル(約90兆円)を超える見込み。 どんなに儲かっている企業でも、手持ちの現金だけでは足りません。
驚くべきは、債券市場の反応です。 Googleの社債利回りは、米国債とほとんど変わりません。 つまり投資家は、**「Googleはアメリカ政府と同じくらい潰れない」**と信じているのです。 100年債すら飛ぶように売れています。 しかし、冷静に考えてください。 AIが本当に利益を生むのか、まだ誰にもわかりません。 かつてのシェールガスブームで借金をして掘りまくった企業たちは、結局儲からず、得をしたのは安くエネルギーを使えた周りの人たちだけでした。 AIも同じ道を辿るリスクがあります。 「ゴールドラッシュで一番儲かるのは、スコップを売る店(Nvidia)でも、金を掘る人(Google)でもなく、彼らに金を貸す金貸しかもしれない」。 ただし、掘り当てられればの話ですが。
2. KPMG、AIでカンニングして自爆
オーストラリアのKPMG(4大監査法人)で、パートナー(幹部)が社内試験の解答にAIを使っていたことが発覚しました。 罰金7000ドルと再試験。 「企業の不正をチェックするプロが、自分の試験で不正をする」。 これ以上の皮肉はありません。 しかもKPMGは最近、「AIを使えば監査が安くなるから、監査報酬を安くしてくれ」と自社の監査人に値切り交渉をしていたとか。 **「AIで楽をする」ことしか考えていないようです。 デロイトもAI生成の誤りだらけのレポートを政府に提出して返金騒ぎを起こしています。 「AIは嘘をつく」と言われますが、「AIを使う人間も嘘をつく」**のです。 皆様の会社の決算書、本当に人間がチェックしていますか?
3. ユーロ、「ドル一強」に挑む
欧州中央銀行(ECB)が、ユーロの国際的な地位を高めるための新制度(常設のスワップライン的なもの)を導入します。 **「ドルがなくてもユーロがあるよ」**というアピールです。 背景には、トランプ政権の「アメリカ・ファースト」と関税攻撃への恐怖があります。 「いつドルを使わせないと言われるかわからない」。 だから、自分たちの通貨圏を強化しようとしています。 スウェーデンですらユーロ導入を議論し始めました。 ドルは過去1年で9%下落。 **「ドルの独裁」**が終わり、世界は多極化(ドル、ユーロ、人民元)へと向かっています。 これは、米国債に依存している日本にとっては、あまり心地よいニュースではありません。
4. 日本企業と皆様への「最悪のシナリオ」
さて、対岸の火事だと思っている皆様へ。
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「社債バブル」の崩壊: もしAI投資がコケたら? ビッグテックの社債が暴落し、それを組み込んでいる投資信託や年金基金がダメージを受けます。皆様のiDeCoやNISA、中身を確認しましたか?
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「AI監査」のリスク: 日本の監査法人でもAI導入が進んでいますが、KPMGのような「手抜き」が起きない保証はありません。粉飾決算が見逃され、ある日突然投資先が倒産するリスクが高まります。
結論: テック企業は借金で博打を打ち、監査法人はズルをし、ドルは売られる。 2026年は**「信用のメッキが剥がれる」年です。 投資家としては、「AIバブルに乗っかった社債」には慎重になり、「通貨分散(ユーロや金)」を検討し、「監査法人の質」**まで疑ってかかる猜疑心を持つことが、資産を守る盾となります。
📝 3行まとめ(思考停止している貴方へ)
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テック企業は「借金王」だ。 AI投資のために国債並みの信用で金を借りまくっている。コケたら大惨事だ。
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監査法人は「カンニング魔」だ。 プロがAIで不正。AIに依存しすぎてモラルが崩壊している。
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ユーロは「逆襲」だ。 トランプのドル支配を嫌い、欧州が通貨の自立を目指している。ドルの終わりの始まりか。
🧐 【解説】企業の寿命は短い。「10年後の勝者」は誰だ? 🏢⏳
対象記事: 2. Big companies “lose their way”
【投資スタンス:マグニフィセント7への集中投資は「危険」。歴史は繰り返す】
なぜこれが重要か? 10年前のS&P500トップ10企業のうち、今も残っているのはたった4社(Apple, Microsoft, Berkshire, JPMorgan)です。 1985年のトップ10に至っては、全滅です(Shellは合併)。 **「企業の栄枯盛衰」**は、私たちが思っているより遥かに速いサイクルで起きます。
今、私たちは「マグニフィセント7(Nvidia, Apple, Microsoftなど)」が永遠に続くと錯覚しています。 しかし、AIという破壊的イノベーションが起きた今、10年後のトップ10がどうなっているか、誰にもわかりません。 「大きいことはいいことだ」は、投資においては必ずしも真実ではありません。 「巨象も踊るが、転ぶ時は派手に転ぶ」。 分散投資の重要性を、歴史が教えてくれています。
☕ 【小ネタ】業界の裏話でクスッと笑う
1. アルファベットの100年債 Googleの親会社が「100年債」を発行しました。 返済期限は2126年。 「ドラえもん」が誕生する(2112年)よりも未来です。 その頃、Google検索は存在しているのでしょうか? というか、地球は無事なのでしょうか? これを買う投資家は、究極の楽観主義者か、あるいは「自分は死んでるから関係ない」と思っているかのどちらかです。
2. シェールブームの教訓 記事の中で「シェールブームで借金して掘った会社は儲からず、周りが得をした」という話がありました。 これ、今のAIブームにそっくりです。 「AIモデルを作っている会社(OpenAIなど)は大赤字だが、AIを使って業務効率化した普通の会社が一番儲かる」。 ゴールドラッシュの勝者は、金鉱脈を探す山師ではなく、ジーンズを売ったリーバイスだった。 歴史は韻を踏みますね。
✒️ 編集後記:信用のカタチ
最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。
今回の記事群から見えてくるのは、**「信用の変質」**です。 国の信用(ドル)が揺らぎ、企業の信用(テック社債)が過剰になり、専門家の信用(監査法人)が地に落ちる。 何が本物で、何が偽物か。
賢明な皆様。 格付け会社のレーティングや、ブランド名だけで信用する時代は終わりました。 自分の目で見て、裏を取り、納得したものだけを信じる。 「ゼロトラスト(何も信じない)」の姿勢こそが、この不確実な世界を歩くための杖となるでしょう。
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